天涯孤独中年の大晦日から元旦にかけての俳句日記。

【編集長注】
今回は技術営業部が誇る鬼才・田中耕太郎氏の特別寄稿です。(タイトルも)
「社員コラム」などと悠長なことを言ってられない氏の心の叫びを咀嚼し、むせび泣きましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダイナマイトと紅白を激しく切り替えながら大晦日の時間を重ね、騒々しい紅白が終わった瞬間、静かなゆく年くる年が現れる。 
各地のお寺の除夜の鐘が厳かに鳴り響く。そうか、2009年ももう終わりか、今年一年私は一体何をしただろうかと回想に入った瞬間、「おめでとうございまーす!!!」。

ゆく年を愛しむ間もなく除夜の鐘

除夜の鐘はやはり、雪を伴なっているのが好ましい。
私も小学校を卒業するまで、冬になると毎日雪だるまやかまくらを作っては餅を食べていた。
大晦日は決まって、近くのお寺で鐘を衝かせてもらった。
寺の坊さんが「除夜の鐘は百八回叩くんじゃぞ。」と言った。

「どうして、百八回なんじゃ?」
「人間はのう、百八の煩悩をもっとるんじゃ。それを追い払うためじゃ。」
「追い払った煩悩っちゅうんはどこにいくんじゃ?」
「・・・・・・・」

しかし、私には分かった。

除夜の鐘余韻飲み込む雪だるま

春には溶けて、きっと煩悩はまた人間に戻っていくに違いない。



元旦になった。 恥ずかしいほどの日本晴れ。
今年はWC年だな、とまず思った。

正月や開けて蓋する雪隠かな

三日坊主で終わりませんように。

昨夜スーパーで買ってきた20センチ四方の御節を机のまえにぽつりと置き、
お屠蘇がわりに日本酒で独り乾杯をする。「おめでとう!」

微酔いに誰も聞かない独り言

サトウの切り餅を焼いてスープに入れる。
広島の餅は丸なんだけどなあ・・・。

元旦の四角い餅の味気なさ

朝酒に微酔を重ねた。

酌み交わす君の笑顔に寝正月

愛してる愛してないとお屠蘇かな

屠蘇に酔い凭れ寝息で松竹梅

しょうもない夢を見てしまった。 
公園に散歩に行った。

数組が凧揚げをしていた。一組は若い恋人通し風で転がるように走っていた。
凧には素人なのか糸が絡んでうまく上がらなかったが、影が縺れるように揺らめいた。

凧の糸縺れ解けて影縺れ

ああ、こうして元旦もあっという間に暮れていったのであります。
皆さんも今年一年良い年でありますように!!!

>>日本機械技術採用サイト
>>日本機械技術コーポレートサイト
就職準備をブログから。役立つ情報満載です。→こちら
[PR]

by nkgfan | 2010-01-14 15:11 | □社員コラム | Comments(0)
line

様々な社員が日々の生活を綴ります


by nkgfan
line