植物を中心に回る世界

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植物になって人間を眺めてみると(紀伊國屋書店)

こんにちは。09年度入社技術部の千葉です。

今回は「植物になって人間をながめてみると」という本を紹介したいと思います。

作物や薬や観賞用として、植物は私達の身の回りで長い間利用されてきました。
しかし利用しているつもりで実は植物に利用されていたのだとしたら?
本書はそんな考えを基に植物の視点で人間の生活をながめてみた本です。

著者の緑ゆうこさんは植物マニアを自称しているイギリス在住のエッセイストで、その植物に関する豊富な知識は本書でも遺憾なく発揮されています。
内容は「焼く」「腐る」といった行動を基に、人間と植物について一章ごとにまとめられており、全10章から成っています。

植物が人間を利用してきたとはどういうことか?
そのことが分かりやすかった「蒔く」の章を例にこれを簡単に説明いたします。

植物の世界では限りある土壌の養分を巡って他品種との生存競争が繰り広げられており、植物達は風や川や動物を利用して繁殖してきました。
やがてその中の煙草や茶、阿片の原料となるケシといった一部の植物はそれぞれの性質が人間を惹きつけ、人間はあらゆる手段を用いて競うようにそれらを繁殖させました。

人間がそれに振り回されて戦争や経済危機に陥ろうとも植物には関係ありません。
それらの植物にとってみれば他の邪魔な植物を排除し、自然頼みの何倍もの速さと広さで繁殖できる強力な手段として人間を利用し、生存競争を勝ち抜いてきたと言えるわけです。
 
その他の章でも植物の視点からみたユニークな見解が見られ、思わず成程と感心させられてしまいました。

皆さんもたまには植物の視点で身の周りをながめてみてはどうでしょうか?
何か新しい発見があるかもしれませんよ。

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by nkgfan | 2010-03-23 11:28 | □社員コラム | Comments(0)
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