読書の秋

 こんにちは。設計課の千葉です。

 最近は食べ物ネタが多かったので、今回は久しぶりに本の紹介をしてみようかと思います。
マッテオ・モッテルリーニ著の「経済は感情で動く」という本です。

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 突然ですが、皆さんは行動経済学という学問を聞いたことがあるでしょうか。2002年にノーベル経済学賞を受賞した、心理学者のダニエル・カールマン教授が提唱したこの学問では、従来の経済学における「人間は合理的に行動する」という前提に反し、「行動は感情に左右されるので必ずしも合理的に行動するわけではない」としています。

 本書ではこの行動経済学について、初心者でも分かりやすくまとめられています。
 内容は大きく3つに分かれており、パート1では日々の経済において私達がいかに非合理的な選択をしているかという例が提示され、パート2では私達の判断はどのような感情に支配されるのかが、パート3では脳の中でどんな時に理性と感情が作用するのかが述べられています。
 図や表は少ないですが、全48問の例題により、述べられていることを具体的なイメージで掴むことができます。単に原文訳されているだけでなく、専門用語についての注釈や各項目ごとのまとめが新たに追加されているようで、初心者にも分かりやすく読ませるための工夫が感じられます。
 本書を読み進めていくと、私達が信じている物の価値というものは非常に脆く、ちょっとしたことで容易く変化するものであることが分かります。更にこれは経済活動だけに言える事ではなく、健康の維持といった普段の生活における様々なことにも応用できます。

 これまでの人生の中で生まれた多くの固定概念に捕らわれないためにも、自分がどういったプロセスで非合理的な行動をとるか知り、それを回避するために本当にそれが正しい行動かを考える、本書はそんなきっかけを与えてくれる一冊です。




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by nkgfan | 2012-10-16 18:00 | □社員コラム | Comments(0)
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